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【初級者】記事の書き方(考え方編)

目次

記事の役割とは?

ライターに依頼される記事の役割は、読者の悩みを解決することです。

  • 〇〇の意味を知りたい(疑問)
  • ファンデーションの効果が知りたい(効果)
  • 化粧水の口コミを知りたい(口コミ)
  • 日焼け止めの塗り方を知りたい(方法)
  • 買いたい
  • 比べたい

なので、読者の悩みに答えている記事を書くことが大事です。みなさんもgoogle検索をするときに、なにを知りたくて検索したかを考えてみてください。

読者の悩みに答えるのが記事の役割

記事は読まれない

google検索したときに、自分が記事のどこを読んでいるか意識してみてください。全ての文字を読んでないことに気づきます。おそらく、見出しと、画像を流し読みしてると思います。

現代社会は時間の奪い合いです。youtube、instagram、テレビ、趣味、仕事。毎日忙しいです。なので、記事を全て読んでいる時間はありません。

だから、読まなくても悩みが解決できる書き方、デザインが大事です。

マイクロソフトの研究によると、現代人の集中力は5秒だそうです。金魚が8秒なので、金魚より集中力がありません。その人に読ませるにはどうするか考えましょう。

記事の8割はスマホで見られている

スマホで読みやすいデザインにすることが大事。例えば、スマホ画面全体に文字がびっしり詰まっていたら読まれないでしょう。とくに現代人は文字を読む力が弱いです。デザイン、文章を工夫して読まれる文章にすることが大事です。

読者は記事を読まないので、デザインと文章で読まれる記事を書くのが大事

読んでいる人はだれなのか?

  • 女性、男性
  • 20代なのか50代なのか
  • お金持ちなのか、貧乏なのか
  • 今すぐ買いたい人なのか、検討してるだけなのか、比較したいのか

先程、悩みを解決するのが記事の役割と書きました。その悩みは読む人によって違います。

例えば、「化粧水 おすすめ」という検索キーワード(KWD)を考えると、10代の人はコスパが良いものを求めていて、50代の人は多少高くても効果の高いものを求めてるとしましょう。そうすると、記事の内容は変わってきますよね。これは、検索KWDがふわっとしていることも理由です。

「化粧水 コスパ おすすめ」であれば、コスパの良い化粧水を探してるんだなと分かります。

この様に、検索KWDによって、読み手の悩みを想像しやすいもの、想像しにくいものがあります。

とはいえ、読者は誰なのか?を想像しないで書くと、全く読者に寄り添っていない記事になってしまうので、読者を想像することは大事です。

読者によって文章が変わる例文

【勉強をすることの素晴らしさを説明】

【年上の人に説明する場合】

私は年上の方に比べて経験も知識も足りません。人生経験はどんなに頑張っても埋まらないものです。いつも教えて頂いてばかりです。しかし、知識を頂いてばかりでは申し訳ないので、少しでもお返しできるように専門知識を勉強しています。なぜなら専門知識は年齢に関係なく、勉強すればするほど蓄えられるからです。

【年下の人に説明する場合】

勉強と聞くと学校の授業を思い出して嫌になる人もいると思います。私もそうでした。ただ、社会人になって、学校の勉強の重要さが分かり、今では仕事が終わってから毎日勉強しています。もし、タイムマシーンで学生に戻れるなら一生懸命勉強したいです。ただ、もし同じ人生を繰り返したとしたら、学生時代は勉強の大事さが分からないので、また勉強しないと思います。

あなたは若くて時間があります。勉強が嫌いならしなくても良いです。その代わり、なにか好きなことを見つけてそれについて何十時間も学ぶ経験をしてほしいです。時間をかけて1つのことを学ぶこと。それは立派な勉強です。絶対に将来に生きます。

同じ、勉強の素晴らしさを語るにも、読み手次第で文章がかわります。必ず読み手が誰なのか?どんな悩みをもっていて、なにを解決したいのか?を考えましょう。

読者は読んでいる人が誰なのか?によって書き方が変わる

悩みの奥にある本当の悩みを解決する

「ファンデーション 明るい」という検索KWDがあるとします。

この検索KWDの悩みは、「明るいファンデーションを探してる」から、明るいファンデーション10選という記事を書こうとします。これはこれで間違いではありませんが、読者に刺さりません。

「明るいファンデーションを探してる」の奥にある本当の悩みを考えましょう。いろんなパターンを想像してみます。

朝顔を見たら表情が暗い気がする。だから明るいファンデが欲しい

この人は「明るいファンデーションを探してる」のではなくて、「顔が明るく見えるようにしたい」というのが悩みです。

なので、「明るいファンではこれとこれです」ではなくて、「このファンデをつけると表情が明るく見えます」「1トーン表情が明るく見えます」などと書くと「おっそうなのか」となります。検索KWDの裏にある本当の悩みを考えることが大事です。

さらに。。。。

今日デートする相手が表情が明るい人が好きだって・・・

実は明るいファンデを探しているのは、デートする相手に好かれたいからかもしれません。

そうすると、「このファンデをつけると表情が明るく見えます。男性は表情の明るい女性が好きです。このファンでは男性にアンケートを取って、表情が好きなファンデNo.1に選ばれています」と書くと「おっそうなのか、このファンデだ!」となります。(内容はダミーです)

さらに読まれる記事にするためには、

「表情が明るく見えるファンデの塗り方」
「ファンデより実はベースメイクが表情を決める」

みたいな構成を書くと、より読者は引き込まれますね。読者の奥にある悩みは何なのか?それに答えているのか?を考えるのが大事です。

デートが明日だとすると・・・

もしかすると、デートは明日で、前日にメイクの練習をしていて表情が気になって検索したかもしれません。

その場合は、「このファンデなら明日朝イチで届きます」「塗りやすいので練習無し、1発でバッチリメイクが実現します」「すぐに買える店舗は渋谷店です」などと書くと刺さりますね。

こんな感じで、読者がなにを求めているかで書き方が変わります。とはいえ、全てのパターン対応するのは無理なので、悩みの人数が多そうな人に向けて書くのが一般的です。

検索KWDの奥にある読者の本当の悩みとはなにか??それに答えているか?が大事

悩みの奥にあるベネフィットとは?

上の項で、誰がどんな悩みを持っているか想像できたとします。つぎはその答えを伝える表現について学びます。

読者は商品ではなく、ベネフィット(利益)を求めています。ベネフィットはよく出てくるワードなので覚えておきましょう。

読者はなににお金を払いたいのか?

どっちの文章が買いたくなりますか?

  • この化粧水は無添加です
  • この化粧水は安いです
  • この化粧水は独自の有効成分を配合しています
  • この化粧水で10歳若返ります
  • この化粧水をつけた次の日、キレイだと言われました
  • この化粧水をつけた次の日、驚くほど化粧ノリがよくなりました

上は機能で、下はベネフィットです。

初心者の方は機能を書きがちで、熟練ライターはベネフィットを訴求する文章を書きます。

読者が欲しいのはベネフィットです。機能はベネフィットを達成するための理由でしかありません。

  • ベネフィット:読み手が求める素晴らしい結果、欲しい未来
  • 機能:結果を達成できる理由

PREP法を用いて書く例を示します。結論→理由→具体例→結論

この化粧水をつけると驚くほど化粧ノリが良くなって10歳若返って見えます(ベネフィット:この未来が欲しい)

なぜなら、この化粧水は30年研究して実現したヒアルロン酸αが入ってて、水分保湿量が100倍になるからです(これがベネフィットを実現するための機能・理由)

実際に、あの田中みな実さんも愛用していて、10歳若返ったとコメントしています(ベネフィットを実現した具体例)

だから、あなたにこの化粧水をつければ10歳若返ります(ベネフィット・結論)

ベネフィットがないと、

この化粧水は30年研究して実現したヒアルロン酸αが入ってて、水分保湿量が100倍になるからあなたにぴったりです。

実際に、あの田中みな実さんもヒアルロン酸αを気に入っています。

だから、あなたにこのヒアルロン酸αを使ってほしいです。

このように、機能とベネフィットを間違えると、読者の心を動かすことができません。

ベネフィットを見つける方法

なぜなぜ分析を使います(製造業、とくにトヨタで頻繁に使われているメソッドです)。やり方は簡単、なぜなぜを繰り返すだけです。

おすすめの化粧水知りたい

なぜ?

最近、肌の調子が良くない気がする

なぜ?

仕事忙しくて寝てないし、そういえば10代から化粧水を変えてない

なぜ?どんなふうに変わりたいの?

20代後半にあった化粧水を知りたい。忙しいから楽に塗れるものが欲しい

なぜ?そうして手に入れたいものは?

美しい肌を手に入れたい

なぜ?

職場に気になる人ができて、もう少しキレイに見られたい

こうやって、なぜなぜして、本当の悩みを見つけると、あとはそれを解決するベネフィットを考える。

  • 職場に気になる人ができて、もう少しキレイに見られたい
    →オフィシャルなメイクでも1ランクキレイに見られる(ベネフィット)
  • 忙しいから楽に塗れるものが欲しい
    →朝晩ポンポン塗るだけで、化粧ノリが変わる(ベネフィット)

訴求するのは機能ではなくてベネフィット。商品を一生懸命説明するよりも、その商品を買うとどんな素晴らしい未来が手に入るのか?を示す。

ベネフィットは具体的に言うと読者に刺さる

  • 10歳若返ります
  • 40代の女性が30代に若返ります
  • 鏡の前で化粧をしようとした瞬間、10歳若返ったように見えました

数字を入れたり、具体的な情景が思い浮かぶような表現を使うとより具体的になります。

ベネフィットは解決策と一緒に提示するとよい

この化粧水を毎晩お風呂が上がりにつけるだけで、10歳若返ります。

【上級テク】ターゲティングする

  • 「最近、疲れを感じているあなたへ」おすすめの化粧水があります。
  • 「最近、急に小ジワが増え始めたとお悩みのあなたへ」おすすめの化粧水があります
  • 「43歳は肌の転換期。」「30代のうるおいのある肌を手に入れたいあなたへ」おすすめの化粧水があります。

ポイントは読者が「私のことだ!」と思う表現が良いです。できるだけ具体的に書くと、対象の読者に深く刺さります。

例えば、

  1. 小学生のお子さんを持つ方へ朗報です!
  2. 渋谷区渋谷小学校の小学生3年生のお子さんを持つ方へ朗報です!

2の方がターゲットが絞り込まれています。もしあなたが、渋谷小学校の小学校3年生の子どもがいれば、文章を読まずにはいられないでしょう。

ターゲットは絞ることが大事。但し、絞りすぎると対象の読者がいなくなるので、絞るバランスも大事。

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